ものがたりはシンプルな

刀剣乱舞だとかじゃにーずだとかふらり旅だとか。好きなもの好きだ可愛いと言ってるだけのきろく。

ハイステがほんとに【飛翔】だなとおもったはなし

ハイパープロジェクション演劇 ハイキュー!!「飛翔」初日行ってきました。

ハイステは、私が2.5にハマるきっかけになった舞台です。
前々回*1の公演をもって、メインである烏野高校のキャスト*2は卒業し全員キャス変という状態だったので、どうなってるんだろうな、と正直不安でした*3
新しいキャストの皆さんのスキル的な問題ではなく、あまりにも前キャストのイメージが強すぎて*4、言わずもがなあれを引き継ぐのは本当に大変だと思ったからです。だって、前キャストに寄せたって仕方がないし、けれど大きく外れてしまったら、違和感を受け入れられないということになるかもしれない。ハイステに限ったことではないけれど、キャス変て本当に大変ですよね。

全員総とっかえって私が見ている狭い界隈では経験がなくて、しかも私がツッキーと山口を好きになったのは間違いなく小坂くんと三浦くんコンビだったから*5なので、私がー番そわそわしていたのは私自身が新しい二人についていけるかどうかだったりして。
それから、全員が新しくなったことで、烏野には経験者がいないというか、キャス変していない他校メンバーとどう渡り合っていくのかな、なんてことも思ったりして。
まあ、とにかく、期待半分、不安半分という感じだったんですよね。


でも、もう、最初から言っちゃいますけど、全然へっちゃらでした。問題ないです、少なくとも、わたしにとっては。すごく、すごく、ステキな鳥野高校でした。


さて、ここから少し内容に触れるので、万が一にも、これからハイステに行くからネタバレ見たくない、という方はストップです。*6



劇中に出てくる、挑戦者、というワードがとてもしっくりきたし、最初と最後に用意された、ストーリーに自分たちを重ねあわせるような演出に、あざといとわかっていても泣いてしまいました。

前キャストの卒業公演である「最強の場所」で、私はキャストの卒業に絡めた演出をちょっと受け入れられなかったんですよ、正直。
原作にないシーンをわざわざ作ったり『これが今の烏野キャストの最終公演ですよ』な演出しなくてもいいのになあって。
確かに私はキャストの皆さん好きだし、全員が卒業って本当にさみしいけれど、でも、そんなことをしなくても充分伝わるだけの熱量があって、見てる方だって想像するから大丈夫なのになって。
もちろん、あのシーンが好きな方もいらっしゃると思いますので、あくまでこれはわたし個人の捉え方です。
っていうか、それを言うなら、正直演出家さんもそんなに好きではないです。私の大好きなシーンが、 さらっと流されてしまったりとか、なんでこんなシーンになってんだろうこれが、って思うことがちょいちょいあって、前作まではそれがわりとストレスでした。
例を出せば、変な衣装着せたりとか、物理的に盾と矛を持たせたりとか。「そこプロジェクションしたらいいじゃないの」と。まあ、でもそれは、わたしが板の上ではないから言えることであって、ハイステはそういうものです、なら、私がスルーするか、見に行かなくなるかのどちらかするしかない話なので仕方ないです。そーゆーのを差し引いても、ハイステは好きなコンテンツなのです、わたしにとって。

て、話が随分な方向に逸れましたが、さて今作のお話です。
冒頭、前のキャストから自分たちが引き継いで繋いでいくんだ、という演出がありました。
ここまで、こんだけそーゆ一演出好きじゃない、と言っておきながら、わたし、泣きました。
なんでか自分でも良くわからなかったけど、っていうか多分別になくても全然成立する演出だけどでも、泣いた。
前のキャストが恋しいとか、そいうことでもなくて、ただ、彼らがあってハイステがあって、また一歩新しいところへ行こうとするんだなってのが、はっきり映像で示されたので、なんだかぐっときてしまったんだと思います。あざといな。

それから、たぶんこれで前キャスト派*7の皆さんもある程度、収まったのかなとも思いました。前キャストを大切にしてる感出してきたから。
うん、やっぱりあれは正しく、お披露目のシーンだったよね、新キャストの。


今回の出演キャラ的に、ニつの選抜のあたりをやるんだろうな、とだいたい察しはついていたと思います。が、鳥野三年生の初もうでから始まってびっくりした。
え??年明けてるじゃんまさかの春高なの?!って。
え?え?って思ってる間に話がどんどん進んじゃって、春高の公式ウォーミングアップまできてしまった。
ここまで、というか、今回の話は、潔子さんがストーリーテラーみたいな立ち位置です。陸上部時代の潔子さんのはなしもありつつ、蓋を開けてみれば、烏野の春高までの大きなターニングポイントとして、二つの選抜を回想する、という立てつけでした。
なので、流れ的には、春高直前〜春高→二つの選抜→春高って感じかな。

余談ですが、発表されていないけど、次回作はおそらく椿原戦から始まるんじゃないでしょーか。
そんなわけで、今回のメインは、やはり二つの選抜です。

春高パートを入れた影響か、わりと駆け足ではあるんですが*8、テンポがいいから見ていて楽しかったです。

日向くん、どうしたって前キャスト*9のイメージが強すぎるので、どうなるのかな、と思っていたんですが、私、醍醐くんの日向、好きです。
なんでも吸収して上手くなろうとする一生懸命な日向でめちゃくちゃ好印象。
日向って、すごい子だけど普段はかわいい男子高校生で、バレーだって決して上手いわけではなくて、飛ぶ、以外のスキルアップを貪欲に目指していてって、なんかすごく応援したくなる日向だなって思いました。
一方の飛雄ちゃんは、なんていうか、すっごく飛雄ちゃんだった…。
声とか芝居とか、とにかく私の好きな飛雄ちゃんで、めちゃくちゃ胸が高鳴りました。
飛雄ちゃんの、バレー以外はあかちゃん、みたいなところがすごく好きなので、赤名くんにハム送りたい。*10
このあとどうなっていくのかは分からないですが、今回に関しては天才的な飛雄ちゃんと、発展途上の日向のバランスがすごく良くて、たぶん、前キャストではこうは思わなかっただろうな、と。*11
おそらくですけど、そこまで日向だけにスポットを当てる演出されてないってのもあるのかもしれない*12
ツッキーと山口に関しては、まあ今回の話し的にも、ニコイチ感はなかったですね。
ツッキーは結構元気だったな(笑)
まあ、いろいろが無くてここから演じるわけなのでキャストさんは役作り難しいよな、と思いつつ、ツッキーにしても山ロにしても、声が小坂くん三浦くんと全然違うので*13まだちょっと慣れなくてな。
ツッキーに関しては、小坂くんよりも声がわりと高めで、勢いのいいセリフが多かったので、お元気ですね、と思いました。しっかし、細くてでかいな。足とか触ったら折れそう。。。

2年生に関しては、わりと木下くんの存在感強めだな、という感想。
今回あんまり試合していない*14ので、のやっさんもそんなに前に出てくる感じではなかったし、田中は出るとこ引くとこがわりとしっかりしていて、すごくいい感じでした。
というのもですね、これも前の話になっちゃうんですけど、ハイステでわりとストレス感じていたことに「外野がうるさすぎる」がありまして。メインの会話をしている人たちの後ろで騒いでるメンバーがうるさすぎて、話がちっとも頭に入ってこない、ってのがありまして、ひどい時はセリフよりでかい声で騒いでたりしていたので、本当に、それがストレスだったんですよ*15*16
仕方ないですよ、いいぞもっとやれって言われていたかもしれないし、少なくとも抑えようとは言われなかったわけですからね、それがハイステだったんだと思います。
でも、今回はキャス変の影響もあるのか、このストレスは全くなかったです。もしかしたらまだ初日だし、騒ぐところまで余裕は無いのかもしれないですし、凱旋のころには余裕になって騒ぎ出すのかもしれないですけど。
アドリブ入れたり、演者がたのしくやるのはすごくすごく好きですし、やってほしいと思いますが、できることなら、過度になりませんように。。。と勝手に思っています。
とまあ、わたしの愚痴はさておき、とにかく、田中の出る引くが私的には絶妙で、前キャストの田中めちゃくちゃ好きだったんですけど、今回の田中もめちゃくをゃ好きなタイプ!とテンション上がりました。

新キャスト的な所で言えば、ユース組の星海くんがすごく好みでした。飛雄ちゃんへの絡み方とか可愛かった。
あ!今回の演出、宮城一年生選抜とユース選抜がくるくる入れ替わる感じだったんですが、ハイステお得意の演出で、面白かったです。
キャス変していない他校メンバーは、安定の存在感だな、と。
私、伊達工は作並くん推しなんですけど、今回もさくちゃんは可愛かった。伊達の鉄壁も鉄壁感すごくてかっこよかったです。 あと、今回国見ちゃんがたくさんしゃべった*17
宮城選抜なんだからそりゃしゃべるでしょ、って感じなんだけど、うわーたくさんセリフある一!!って喜んでしまった(笑)
あとね、白鳥沢ね。わたし、白布の顔がめちゃくちゃ好きなんですけど、今回白布くん出番が多くてわたし大歓喜でした。宮城選抜の進行役?コーチ?を任されているので、めっちゃ出てくる。眼福。

鵜飼さんと武田先生もすごく良かったな一。この二人も前の印象が強かったのでどうかな私って思ってたけど、まっっっっったく違和感なかった。


とまあ、そんなわけで、このカンパニーのこれからがすごく楽しみだなって、めちゃくちゃテンション上がったハイステ初日でした。
正直、まだ声で誰が喋っているかとか、動きで誰かを判別できるような状態じゃないので、おそらく聞き逃したり見逃したりしているところがたっくさんあるんですけど、終わった後なんだかすごくテンションがあがってとにかくうまい酒飲めそう!!人生楽しい!って意味わかんない高揚感を感じて、そういえば初めてハイステ見たときもこんな感じだったな、ってしあわせな気持ちになりました。

私が初心に帰ってしまった。

私が次に観劇するのは東京凱旋公演です。それまでに、どうな風にかわっているのか楽しみです。初日ってこともあり、やっぱりどうしたってまだ固い部分があったと思うので、いい感じに力が抜けたとき、どんな烏野高校に、どんなハイステになっているのか、凱旋を楽しみにしようと思います。

*1:前回は東京の陣だったので

*2:コーチ/監督含め

*3:って何様だってはなし

*4:特に日向

*5:漫画での推しキャラは国見ちゃんと研磨くんです。ハイステ見るまで烏野そんなに興味なかった

*6:いる?

*7:というのがいるのか知らんけど

*8:まあハイステはいつもだな

*9:須賀健太くん

*10:お歳暮

*11:自分自身の先入観のせいです。キャストのせいじゃなく

*12:知らんけど

*13:当たり前

*14:伊達工との練習試合のみ

*15:ツッキーと明光くんのシーンを潰されたことをまだ根に持っている

*16:そしてこれが好きだって人も結構いるんだと思う。今までの会場の反応見てたら

*17:前回比