刀ミュ〜東京心覚〜の初日を観たはなし
わーい！！！今年の歌舞伎は御園座もあるぞー！！！！
というわけで、滝沢歌舞伎ＺＥＲＯ２０２１も発表されて、いよいよ春が来たって感じですね。
緊急事態宣言も延長されてしまい、どうなるのかまだまだ分かりませんが、無事に幕が上がり、無事に、誰ひとり欠けることなく走りきることを願うばかりです。
一方、ミュージカル刀剣乱舞 東京心覚 無事幕が上がりましたね。
なんだかんだで初日、現地で観劇することができたので、覚えていることなんかをつらつらと。
やっぱり初回は追うのが必死で細かいところなんて見ていられないし、一晩寝るともう頭から抜け落ちていく鳥頭なので間違ってたらすみませぬ～*1
今回も、ネタバレ気にしていません！
まあ、初日配信あったし、相変わらずたいしたことは書いていないので大丈夫とは思いますが、自分の初日まで全く情報入れたくない、という方はストップです！
ミュージカル刀剣乱舞～東京心覚～
まず、今回の刀ミュは今までのように分かりやすいストーリーがあるわけではありませんでした。たぶん。
じゃあどういうストーリーなんだってなると、終演後についったのトレンドに入ってたとおり「わっかんねー！」なんだけど。
ざっくりと、江戸・東京という線の内側を行ったりきたりして、歴史とはなんなのか、役割とは、とか、そんな話をしつつ、最終的にはこのコロナ渦のわたしたちへの、『問わず語り』だったのかな、と。
それってなんぞや、って、まあわたしも分からないんだけど。
『問わず語り』というのは、１部の最後のほうで全員で歌う曲で繰り返していたフレーズなので、たぶんこれが今回の軸なんだろうな、と思いました。
あくまで『ひとりごと』
いや、全然違うかもしれんけど。
わたしは考察とか全然出来ないので、思ったままを書いているわけなんだけども、それでも気になりすぎるところがたくさんあって、今後の刀ミュくんどうなるんだろうな、って恐れ半分期待半分というところです。
始まりはたぶん現代の東京。そこに水心子が(物理的に)いるのかどうかはちょっと分からないんだけど、恐らく水心子の頭の中では現代の東京の映像が洪水のように流れている状態と思われる。え？！現代遠征？！と思ったけど、そういうわけではなさそう。
今回の水心子は、自分が守るべき歴史というものにとても疑念を持っている様子。
主に「この歴史は本当に守るべき歴史なのか、守る価値がある未来なのか」というような質問をして、それに対してミュ審神者が「それをわたしに答えさせたいのですか？」と返すんだけど、それがなんていうか、わりと刀ミュくんの真ん中が不意に現われたようでヒュっとしたんですよね。
前回のエントリで、ステは歴史の「諸説に逃がす」ことも許さない本丸なのか、という話をちろっとしたのですが、わたしは、ミュ本丸は「諸説に逃がす」ことを黙認している本丸なのだと勝手に思っていて*2、それはもしかしたら、本丸としては異質なのかもしれない、本当は黙認することもよくないのかもしれない、なんてぼんやり考えた。
今回の公演でも出てくる言葉だけど、「歴史は勝者が作るもの」なんですよね。
三日月が「歴史の中で辛い役割を背負わされているもの」に肩入れするのも、そういう「歴史」というものの性質に対して、自分が守るべき「歴史」に対しての想いがあるからなのかなあ、なんて。それが審神者として、刀剣男士として正しいかどうかはさておいて。でもわたしが妄想してるものがもしそうならば、ミュの世界はとても愛おしいなあと思いました。
「愛おしいという気持ちが歴史を繋ぐ」本丸。
って、おいおい、気持ち悪いな、わたし*3
ただ、このくだりでもうちょっと考えたのは、水心子が「どこで間違えたんだろう」というようなことを言っていて、「この未来は守る価値があるものなのか」という言葉を口にしたので、それが、この現代がおおよそ守る価値もないものに見えた、なのか、もし歴史を歴史どおりに守るのではなく別の結末へと導けたらもっと良い未来だったのではないか、のどちらなのかなって、ちょっと悩みました。
わたし達が生きているこの現代は、確かに「理想の世界」ではないかもしれないけど、水心子たんに「守る価値もない世界」と思われてしまっていたら悲しいなって。
まあ、いつだって希望を示してくれるミュ本丸なので、おそらく「もっといい世界ルートがあったのでは？」のほうだと思うけれど。そしてどっちも全然違う可能性のほうが高い。
さて、ここからは誰のどういうとこが可愛かった！というはなし！
五月雨江と村雲江の顕現のあと歌う曲、凄く好きです～！！最後のわんわんのところも可愛かったし、ファルセットが綺麗で、おお、おうたいいね！ってなりました。
特に村雲のファルセットは弱くなりすぎずに綺麗に響いてて、とても好きです。
わたしは、今回の新キャストさんたちで見たことがあるのは清麿の方だけ*4で、他の方々は初めて拝見したのですが、皆さん顔がいいしおうたもいいな！
この歌終わりかな？豊前と桑名くんが登場して江集合！ってなるんだけど、ここでさらっと豊前が爆弾発言*5してましたね。
「篭手切と松はいるよ。稲さんは前に篭手切が会ったらしいけど、まだ時間がかかりそうだ」*6
そうじゃん、やっぱり葵咲の『先輩』は稲葉江じゃあああああんんんん！！！！！
え？ほかに江の「イナサン」って誰か居る？？？
てか、まだ時間がかかる、って今後実装される可能性があるってことおおおおおおお？？？？？？って、そわっとした。
あんな顔でさらっと言われるとは。さすが顔が良すぎる豊前江。
そういえば、桑名くんが「桑くん」って呼ばれてるの、めちゃくちゃ可愛くないですかああああああ？はああああああ？かわいいが過ぎるんですけどおおおお*7
ってこのへん、早速情緒不安定になりました。
なんか今回、桑名くん、１部の半分くらい、開墾してませんでした？
それもちょっと気になっているので、考察した方は教えていただきたいんですけども、最初、やたら硬い土？を耕しているようだった*8し「誰も居なくなったから道はもう要らないからね」って言ってたんだけど、そこ、どこ？？？？
え？放棄された世界にいるの？？？？しかも、畑にするんじゃなくて、光？をすわせてあげないと、とか言ってて、ええええ？？？そこどこ？？？？ってなったんだけど、わたし。山吹を植えたのはここなのかな？？？
理解が足りず申し訳ないんだが、だれか解説してえええええ！！！！まさかそれが水心子が見た｢放棄された世界」じゃないよね？？？？「知らないほうが良いこと」じゃないよね？？？
はあ、おちついてわたし。
山吹といえば太田道灌ですね。江戸城を築城したひと。
今回の話の人間キャスト的なことで言えば、太田道灌が築城した江戸城を中心に、天海が結界を貼り、平将門を影と合わせて７人封じることでその結界を完成させようとしている、というところかな。鬼門封じに北斗七星。
勝海舟はその結界で守られた江戸を終わらせる人物として登場しているんだろうか。江戸だとかこの国だとかそんなものではなく世界を視野に入れている勝海舟、ということで。
平将門、美慎くんだったんだけど、大きな太刀振り回して殺陣やってるのめちゃくちゃかっこよかった！！！、太刀が壊れたの、あれは演出？後半も壊れてたよね。
※3/8公演では折れなかったらしいので、ハプニングですね笑
解体した太刀のパーツを去り際に拾っていったのはソハヤだったので、ソハヤはデキジュ。
そして、わたし、将門様・・・・というか、将門様の影にはちょっと忘れられないクソデカ感情がありまして、もう１０年前とかなんだけど、いまだに大好きで大好きで大好きで忘れられない「将門の影」がいまして、捨十っていうんですけど、二階堂高嗣の捨十なんですけど。全く関係ないのにそれを思い出しちゃってダメでしたね。
閑話休題。
後半は怒涛の三日月。キャストにないのにものすごい存在感どころかもはや物語の中心の三日月！
心覚で使われているクラシックの曲が、悲愴と月光だったと思うんですけど、これってもうホント、三日月じゃん！！！！やだもう！幸せになってみかち！とわりと本気でみかちを思って泣きそうになるオタク。
水心子が「彼（たぶん三日月）を救いたい。でも、それは出来ない。世界はそういうふう風には出来ていない」って言っていたんだけど、ねえ、みかちに何が起きてるの？？？？
あと泣きそうになったのは、豊前が「歴史どおりに」道灌を殺すところ、「嫌なんだよ、よく知らないで殺すのは」*9っての。汚れ役は自分がやるって言う五月雨江に「できればお前には歌だけ詠んでいてほしいよ」っていうところ。
ここ、完全にパライソを踏まえた豊前なので、パライソの民は号泣するんではないだろうか。え？わたしは見てません。中止になったんだよ！！！！コロナゆるさない！！！！
ここ、道灌を、豊前は朗らかに声をかけた後、何でもないことのように斬った。
豊前は、自分というものが何かが凄くはっきりと線引きされているのかなと思いました。それがパライソがきっかけなのだとしたら、悲しいことなのかも知れないけど。
線引きが出来ていなかった水心子と、豊前のシーン、そういうの考えてみるとぐっと来るな。
豊前がこのシーンで水心子と対話してるのは、豊前だけ行方不明*10だからかな、と思ったんだけど、線引も関わってるのかも、と今は思ってます。
豊前って太陽みたいなキャラだよなって思ってたんだけど、ただ照らすだけの太陽じゃなくて、自分が照らせないものも知っている、影が出来ることも知っている、それでも照らしてくれる太陽だな、って思いました。あと顔がいい。
ストーリーとは全然関係ないけど、開始早々気になったのは、清麿の衣装ね。あれめちゃくちゃ動きにくそう。殺陣やりづらいだろうな～。江のものたちが動きやすい衣装だから余計目立つのかも。
三池は、ほんとかっこいい！！！！特に光世の殺陣がほんとどっしりしてて強くてかっこよかった～！！！光世が衣装の両足結んでる赤い紐で遡行軍の首絞めて落としてるの最高に胸きゅんしました。
はあ、たいしたこと書いてないのに１部の話長くなっちゃったな。
最後に三日月が言っていた、江たちの役割「人と人ならざるものの架け橋」って？？そのあと江たちが見たものってなに？？？？？？月がきれいって～あいしてるってことおおおおおお？それともそのままのいみいいいいいい？？？？豊前は何を言おうとしたのおおおおお？？？？？とか、最後にめちゃくちゃ謎ばかり落とされて終わったけど、いつものように怒涛のような１部でした。
２部のお話。
衣装、江、三池、天保組ってちゃんとコンセプトが別々だったので登場からめちゃくちゃ高まりましたね。
後ろの階段上から登場なのもほんとほんとほんとミュくんたら！すき！！！！って感じ。
今回、たぶん全部新規曲でした。どれもめちゃくちゃアガる！あと、振りがとっても分かりやすいので、客席のあるじたちもすぐ踊れそうなとこがいいね！
登場曲（全員）
めちゃくちゃかっこいい。後ろのほうで弦楽器鳴ってた？
三池曲
疾走感のあるロックっぽい曲調。三池の二人の声質も合うな。
天保曲
テクノっぽい曲調。おしゃん。
江曲
しょっぱな、桑名くんに「あるじ！耕しにいくよ～！！！！」って内番誘われて胸きゅんした。江って、なんか可愛い曲やるよね。今回江の可愛い筆頭篭手切くんがいませんね、って思ったけど、桑名くんが可愛い枠ですねわかります。村雲が見た目可愛い枠なのに、ダンスがめちゃくちゃ雄なところが凄く好きです。
ＭＣ
桑名くん、ペンラは色とりどりのニンジンに見えているようです。光世いないな、と思ったら階段セットの端っこに隠れてた。光世前に出て。
あと、豊前がソハヤのことを「ハヤさん」って呼んでるのうぐってなった。これは豊前、兼さんのことも「カネさん」って呼んでるな？？？？
全員曲
ダンスリレーがある。豊前/清麿→桑名/水心子→あと忘れてしまった。光世はソロだったと思う。
この曲かな？光世がバレエ入れた振りで踊っててわたしはばくはつした。なんだよもう好きだって言ってんだろ！！！！！！違う曲かも知れないがもう頭ぱーん！なってて覚えていない。
でも、消えたと思ったらマイク持ってきてHBBしたのはこの曲。
光世芸達者だな。
この曲で第２形態だったかな。桑名くんの第２形態がものすんごく好みであわわわわわわわわわわわってなった。あれ、めちゃくちゃ腰が細く見えません？？？？？？はあああああすき。
こっから先あんまり覚えていないんだけども*11太鼓の曲で第３形態ですね。五月雨がぴたっとした黒い衣装で、おなかが少し見えてる露出度高い衣装だったので、大変えっちいいいいいいいいいと思ったら、水心子が全く露出しておらず、真っ黒の可愛らしいブラウスでお肌びっちり隠れていたので、水心子たんまじ水心子たん。刀ミュのえらいひと良くやったと思いました。水心子たんはそれだよ、それでいいんだよ。
光世はおなか見せていこうな。セクシー路線で間違いないからな。
桑名くんは最終形態より第２形態のほうがすきかな。
清麿もそんなに露出なくて、でもたいへんえっちでしたね。
この辺もね、ああ！可愛い！かっこいい！すき！ってなってる間に終わっちゃうから全然記憶にない。目が足りない。
早くライブ衣装のグッズ売ってくれないかな。たのしみ！！！
この太鼓曲、途中でいったん太鼓も鳴り止んで無音になって曲が終わったかと思ったら間をあけてまたサビ始まるのほんと好きですね。さすが刀ミュ君。
カテコの挨拶は豊前でした。豊前が座長なのかな。
そうか、本公演経験しているのは豊前だけなんだもんね。そう考えると豊前というか立花君の役割って凄く大変だと思うし、成長がえぐいな。
このカテコのとき、桑名くん、豊前が話しているのをにこにこ聞いていたかと思ったらハケ際に口元だけ上げてにやって笑って振り返ってハケたの、まじほんと好きすぎて無理～！！！！！！！！！ってなった。なんなの、いつのまにあんなおかおするようになったの！！！篭手くんちゃんとれっすんして・・・・・って、篭手くんやってんな。間違いなく江だな！はー、すき！！！！！
ということで、自分で思ってたより長くなってしまいましたが、心覚初日の記録。
翌日に書いたからかまだ興奮醒めやらぬって感じですが、次の現地は凱旋です。
初日にオケとずれていたところとか、タイミング合わなかったとことかはもちろん、どんどんブラッシュアップされていくんだろうなと思うととても楽しみです。
そして、ライブ衣装のグッズはよ！！！！！！！！！
